著者
勝又 泰貴 竹井 仁 堀 拓朗 林 洋暁
出版者
理学療法科学学会
雑誌
理学療法科学 (ISSN:13411667)
巻号頁・発行日
vol.31, no.1, pp.99-106, 2016 (Released:2016-03-05)
参考文献数
30
被引用文献数
4 2

〔目的〕筋再教育運動(運動)が筋膜リリース(Myofascial Release:MFR)の効果に与える影響を経時的に検討した.〔対象〕両脚のハムストリングスにMFRを行う群,MFR後に大腿四頭筋の運動を行う群,MFR後にハムストリングスの運動を行う群に準無作為に10名ずつ分けられた,自動下肢伸展挙上角度70°未満の健常成人30名とした.〔方法〕自動・他動下肢伸展挙上角度,膝関節屈曲・伸展トルク値を介入前,介入後,2日後,4日後,6日後に測定した.〔結果〕ハムストリングスの運動を行った群が最も伸張性および屈曲トルク値の改善が大きく,6日後まで持続した.〔結語〕MFRにより筋筋膜の制限を解消し滑走性を改善した上で,運動を行い正しい収縮効率を学習したことが,持続性のある改善効果を生んだと考える.

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