著者
宮下 浩二 播木 孝 谷 祐輔 太田 憲一郎 小山 太郎
出版者
理学療法科学学会
雑誌
理学療法科学 (ISSN:13411667)
巻号頁・発行日
vol.34, no.5, pp.707-711, 2019 (Released:2019-10-28)
参考文献数
21

〔目的〕投球障害肩の要因となる肩内旋制限(硬さ)と肩後方動揺性(緩さ)は一見相反する現象だが,投手の肩で併存するか明確でない.本研究は両者の関係性を明らかにすることを目的とした.〔対象と方法〕社会人投手47名を対象とした.両側の内旋・外旋可動域と後方動揺性を測定した.左右の肩内旋可動域の差が20°以上をGIRD群(24名),20°未満を健常群(23名)とした.両群間の可動域の差,後方動揺性の陽性割合の差を検定した.〔結果〕内旋可動域はGIRD群26.0 ± 12.6°,健常群50.0 ± 14.3°で有意差があった.後方動揺性は両群間で割合に有意差はなかった.〔結語〕投手の肩は内旋可動域制限がある一方,同時に後方動揺性も併存する場合があることが示された.

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【今日読む論文】 https://t.co/Eee0NbgoqJ ⇒投球時に加わる肩離開力、前方関節間力および上方関節間力に影響を与える因子の検討 https://t.co/92Q7jXIMa4 ⇒社会人野球投手の肩関節における内旋可動域制限と後方動揺性の関係
伸びにくさとたわみって表現が凄いしっくり来た たわみにくさは厚さに比例する SWEの硬さはどっちを反映してるんだろう https://t.co/4uSmZxV6AO
@yy_onlyone1012 お疲れ様です! 野球例でいきます! 病態によるかもですが、SRはこちらです https://t.co/QAj2yOKIGu UCLiやOCDはこれら結構面白いです https://t.co/RHY97inwnA https://t.co/pNPQUMUaZs 個人的には (量)ROM低下+(質)関節動揺性等のAND条件が問題だな〜と感じてます https://t.co/3Hxnz7cE9h

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