著者
堀川 一男
出版者
安全工学会
雑誌
安全工学 (ISSN:05704480)
巻号頁・発行日
vol.15, no.1, pp.1-7, 1976-02-15 (Released:2018-06-30)

欧米で軟鋼が大量に生産されるようになったのは1860年頃であるが,軟鋼の出現により陸上・海上のあらゆる構造物に使用されるようになった.しかし,産業の進歩発展に伴って各種の鉄鋼構造物は大型化,大容量化の傾向が強まり,軟鋼を用いたのでは部材の断面が課題となり構造上,構築上種々の困難が出てきた.そこで開発されたのが高張力鋼である.戦前は鋲,ボルトで接合していたが戦後は溶接継手が主力になったので,溶接に適した強度の高い鋼が生産されるようになり,特殊用途用にも各種の鋼が出現した.

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