著者
鷹股 亮
出版者
日本生気象学会
雑誌
日本生気象学会雑誌 (ISSN:03891313)
巻号頁・発行日
vol.54, no.2, pp.57-64, 2017-09-01 (Released:2017-10-16)
参考文献数
27

体液の浸透圧と量は浸透圧調節系と容量調節系で調節されている.浸透圧上昇時には口渇とバソプレッシン分泌による腎臓での水の再吸収の亢進により浸透圧が調節される.エストロゲンは,口渇を抑制する作用が報告されているが,浸透圧調節機能に及ぼすエストロゲンの影響についてはわからない部分も多い.容量調節系は主に体内のナトリウム量を調節することにより行われる.エストロゲンとプロゲステロンはともに血漿量を増加させるが,そのメカニズムは異なる.また黄体期は立位時の下肢静脈への血液の貯留と血管外への水の漏出を促進する.しかし,女性ホルモンの体液調節系に及ぼす影響については未だに不明な点が多い.

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①生理前~生理中のホルモンとむくみ、体脂肪率などについて。 #ゆの日々精進 #ゆの日々精進1 "体液調節と女性ホルモン"(2017) https://t.co/PfE3l1TlJP 黄体期(エストロゲン,プロゲステロンともに高濃度) 黄体期中期には,下肢への血液貯留や浮腫形成が起こりやすいことが示された

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