著者
川村 比呂志 山地 博介 村上 充 日名 一誠 喜多 利正 津島 義正
出版者
公益財団法人 日本心臓財団
雑誌
心臓 (ISSN:05864488)
巻号頁・発行日
vol.41, no.5, pp.521-526, 2009 (Released:2013-05-27)
参考文献数
6

当院では心室再同期療法へのアップグレード手術を18例経験した. 18例のうち以前植え込まれていたペースメーカもしくは植込み型除細動器(implantable cardioverter defibrillator; ICD) 本体側の鎖骨下静脈が閉塞していたものが3例, 狭窄していたものが3例, そのうち狭窄のために冠静脈洞用シースの操作が困難であったものが1例あった. 鎖骨下静脈の閉塞があっても両室ペースメーカへのアップグレードの場合, 反対側への植え込みで対処可能であるが, その場合皮下トンネルを用いたリード延長を考慮する. また右側ペーシング機能付きICDへのアップグレード症例では除細動閾値の点でやや不利となる. 症例を呈示しそれぞれの手技上の問題点を検討する.

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@S7hBv 循環器領域だとこんな感じで、リードを対側に変更するときとかに使いませんか?(3ページ目) https://t.co/wSWzvPrHTi

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