著者
三浦 利之 粟飯原 景昭
出版者
Japanese Society for Food Hygiene and Safety
雑誌
食品衛生学雑誌 (ISSN:00156426)
巻号頁・発行日
vol.17, no.3, pp.270-272_1, 1976-06-05 (Released:2009-12-11)
参考文献数
10

テトロドトキシンの毒力検定に鶏胚法の応用を試み, 従来のマウス法と比較検討した.卵黄嚢内接種法ではすべての胚令において感度が低く, その応用は困難であることが分った. しかし気室内接種法では5日令の鶏胚において最も高い感度を示し, そのLD50値は0.044μg/eggで, この値はマウスの腹腔注射による毒性試験のLD50値=0.2μg/mouseの約1/5に相当する.鶏胚法のテトロドトキシンの毒力検定への応用は5日令の鶏胚による気室内接種法ならば感度が高く現れるので, 応用は有用であることが示唆された.

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