著者
田中 雄一郎
出版者
学校法人 聖マリアンナ医科大学医学会
雑誌
聖マリアンナ医科大学雑誌 (ISSN:03872289)
巻号頁・発行日
vol.50, no.4, pp.205-213, 2023 (Released:2023-05-16)
参考文献数
17

ロボトミーはモニスのノーベル賞受賞で奇跡の治療として市民権を得る。しかし受賞からわずか3年後に,クロルプロマジンというロボトミーに対する最も強力なライバルが現れる。ロボトミーの負の側面,すなわち手術死亡率の高さや人格の変化などが問題点として顕在化しロボトミーに対する世間の風向きが変わる。ロボトミーに批判的な映画や様々な社会スキャンダルが登場し奇跡の治療が悪魔の手術に転落する。ロボトミーに対する社会の評価の変貌を読み解く。

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ノーベル賞【連想】ロボトミー https://t.co/4MSla4SyIx ロボトミーはモニスのノーベル賞受賞で奇跡の治療として市民権を得る。 ロボトミーの負の側面,すなわち手術死亡率の高さや人格の変化などが問題点として顕在化し ロボトミーに対する世間の風向きが変わる。 https://t.co/AelTIj6hdM
mRNAワクチン関連のノーベル賞受賞で 話題になってるロボトミーだけれど 当時(1930年代~40年代)の時勢や倫理観を理解した上でないと一概には語れない。 現代とは全く倫理観も研究観も違う世界の話。 ノーベル賞・落日のロボトミー・社会問題化 - j-stage https://t.co/fGzYGLTJjS https://t.co/W6YWGqdxlH
@moooon_sk 精神外科(精神科医)が黒歴史化するまで秒読み段階と思われw まあ私はコミンテルンが恣意的にやってると妄想してますけどねw https://t.co/YoewM0GQoz

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