著者
片野 修
出版者
公益社団法人 日本水産学会
雑誌
日本水産学会誌 (ISSN:00215392)
巻号頁・発行日
vol.75, no.3, pp.425-431, 2009 (Released:2009-08-17)
参考文献数
25
被引用文献数
3 5

オオクチバスの釣られやすさに見られる個体差について実験池で調べた。1 日おきに 10 回調査したところ,1 回に釣られるバスの数は日ごとに減少した。個々のバスが実験期間を通して釣られた回数には 0~8 回と大きな差があり,同じ個体が 1 日に 2 回釣られることも 3 例認められた。釣られた記録から,65 尾のオオクチバスのうち 34 尾は,用心深い個体(8 尾),学習する個体(10)尾,釣られやすい個体(16 尾)に分けられた。オオクチバスでは,釣られる危険に対する学習と用心深さや釣られやすさの個体差の両方が認められる。

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J-STAGE Articles - 実験池におけるオオクチバスの釣られやすさに見られる個体差 https://t.co/a1ccS0PeKv
@kogakunbass こんなデータもありますし、意外と人が思ってる以上にバスはいるかもですね
なんて面白い論文だ。というか、なんて面白い研究なんだろう。やってみたい。 https://t.co/YBkjKtyiPh
バスの個体差研究だけど、スレの考察がなかなか面白い。 1匹おバカさんがいるのも秀逸ですね。 助成金でこんな研究できるなんて、羨ましい限りだ。 #論文メモ https://t.co/vatfEdyIPi
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