著者
柳澤 亜希子
出版者
一般社団法人 日本特殊教育学会
雑誌
特殊教育学研究 (ISSN:03873374)
巻号頁・発行日
vol.45, no.1, pp.13-23, 2007-05-30 (Released:2017-07-28)
被引用文献数
3 1

本研究は、障害児・者と暮らす兄弟姉妹(以後、「きょうだい」と記す)が直面する諸問題とそれに対する支援の動向について概観し、今後のきょうだいに対する支援のあり方について提言することを目的とした。従来、障害児・者のきょうだいへの支援は、同じ立場にあるきょうだいが交流する場を設け、彼らの不安や悩みを緩和することを目的とした心理社会的な支援がおもに実施されてきた。一方、障害児・者の障害特性や対応方法について学ぶことを目的とした教育的な支援は、実施の際の指針となる知見が不十分であるために、国内外ともに体系的な活動までには至っていないことが明らかとなった。今後、障害児・者のきょうだいに対する支援においては、どの時期に、どのような情報を提示していくべきか、教育的支援の内容を体系的に構築していく必要性が示唆された。

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きょうだい児について https://t.co/edXuuzSX8N
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https://t.co/loCEXPd7mv 15年前に読みたかった。なんぼ検索しても夫婦の話で、夫婦は被DV洗脳ってのもあるけど元は他人なんだから逃げられるが、最初から全員血縁だから逃げ場も比較対象もわからん状態で嫌でも支援者やらざるを得ないなら。あと、自分も救われるって土場に上がってええんやなって。

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