著者
小山 英則
出版者
一般社団法人 日本糖尿病学会
雑誌
糖尿病 (ISSN:0021437X)
巻号頁・発行日
vol.53, no.4, pp.227-230, 2010 (Released:2010-05-20)
参考文献数
5

終末糖化産物(advanced glycation end-products, AGEs)の主要な受容体であるreceptor for AGEs(RAGE)は免疫グロブリンスーパーファミリーに属する膜1回貫通型受容体で,AGEや炎症性リガンドとの結合により細胞内活性酸素上昇を初めとする種々の細胞内情報伝達経路を活性化し炎症反応を媒介する.AGE/RAGEは動脈硬化,血管新生反応,血管障害,炎症反応などを介して糖尿病性大血管障害に関与する.ヒト循環血中には可溶性RAGE(sRAGE)が存在し,これには細胞表面から切断されたものと,分泌型を含む.可溶性RAGEは細胞外ドメインを有するため,RAGEのデコイ受容体として作用する可能性が推測され,標的療法の可能性が期待されている.近年可溶性RAGE測定系が開発され,RAGE/sRAGE系の種々の病態における意義が明らかになりつつある.このようにAGE/RAGEは糖尿病性血管障害のバイオマーカー及び治療標的として大変期待されている.

言及状況

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@amadarepottan まだ発症の詳しいメカニズムは完全にはわかってないんですが、AGEsに対する受容体が見つかってて、これにAGEが結合すると血管などで炎症反応を起こすことが知られてます。 例えばこれ↓ https://t.co/RC17ljVsdR 糖尿病以外にも老化や自己免疫疾患などにも関与してる可能性も言われてます

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