著者
後藤 敏行
出版者
日本図書館研究会
雑誌
図書館界 (ISSN:00409669)
巻号頁・発行日
vol.64, no.4, pp.256-267, 2012-11-01 (Released:2017-05-24)
被引用文献数
1

本稿は,長尾真・前国立国会図書館長の「長尾構想」を検討する。長尾構想を推進する際,予算の制約上,できる範囲で資料の一部を対象にしていくやり方と,民間企業と連携してより多くの資料を対象にするやり方の2つがあると予測する。また,パブリックドメインと推定される資料,非市販または権利者不明と判断される資料を電子化して図書館内での閲覧,利用者への有償貸出に供する場合はオプトアウトを,市販中の資料を国立国会図書館のデータベースから出版社が販売するという仕組みについてはオプトインの規定を設けるべきと提言する。

言及状況

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それをするには予算がきついからどうするかみたいなのをどこかで見たなと思って探してみたらあった https://t.co/NR42GchhEa 長尾構想の検討 : 推進に向けた予測と提言
(続き)そういえばむかし、以下の論文を書いたことがあります。:後藤敏行「長尾構想の検討:推進に向けた予測と提言」『図書館界』2012, 64(4), p. 256-267. https://t.co/UALP0X4RNB

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