著者
吉田 右子 川崎 良孝
出版者
日本図書館研究会
雑誌
図書館界 (ISSN:00409669)
巻号頁・発行日
vol.64, no.5, pp.328-340, 2013-01-01 (Released:2017-05-24)

本研究ではオレゴン州スプリングフィールド市憲章,コロラド州憲法第2修正およびシンシナティ市条例という3つの同性愛差別法へのアメリカ図書館協会の反対運動に焦点を当て,図書館専門職団体としての協会の社会的責任をめぐる議論を検討した。差別法に対する協会の姿勢は明確であり,一貫して同性愛差別法への対抗的活動を行った。また同性愛差別を図書館専門職の問題として認識し,反差別に取り組むことが協会内で了解されていた。考察の結果,専門職団体としての協会は同性愛者保護を専門職の価値観に内包していたことが明らかになった。

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https://t.co/vdBd4K8DXo 2006年にフロリダ州で、キューバについての本が不正確なプロパガンダ本としてキューバからの移民が異議申し立てして、学校図書館からの排除を申し出て、高裁から先でそれが結果として容認された件について、学校図書館の蔵書に関する1972年や1982年の判決も踏まえてその経緯や https://t.co/mEEtkWnWUM
https://t.co/vdBd4K8DXo 1992年オレゴン州で同性愛に関する公共機関の利用等を規制する法制に対して州図書館協会が図書館においての排除に反対した案件。 https://t.co/AUSTZjea9Q

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