著者
桑原 雅夫 和田 健太郎
出版者
一般財団法人 運輸総合研究所
雑誌
運輸政策研究 (ISSN:13443348)
巻号頁・発行日
vol.16, no.1, pp.042-053, 2013-04-22 (Released:2019-03-29)
参考文献数
13
被引用文献数
1

本研究は,東日本大震災後の緊急支援物資に関する定量的な記録の収集と分析を行ったものである.震災による構造物の損壊状況や津波については詳細な調査が行われている一方で,緊急支援物資の流れに関する定量的な記録は残されていない(あるいは,散在している).本研究では,国および県が取り扱った緊急支援物資を対象として,一次集積所の搬入量・搬出量の傾向比較,主要物資の供給状況,避難者1人当りの供給量の推移を分析する.また,岩手県と宮城県の物資取扱量,一次集積所で必要となった人員などを比較することにより,県における物資供給体制について考察を行う.最後に,今後の緊急支援物資ロジスティクスの構築に向けた課題を示す.

言及状況

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震災時の物資支援の課題は保管場所と仕分けで、人手がいるのは仕分け(必要な人に必要なものをあてがう作業)。一拠点20名程度必要とのこと。 物資の支援拠点と在庫量、仕分け人員などの情報や、そこまでの交通アクセスなど共有されると良さそうだが、そんな情報ないよね。。 https://t.co/fWztsq0WGs
こういうのって生かされているのかな それとも一部で挙がる「届かない!」って声が大きいだけなの? 東日本大震災における緊急支援物資の流れの記録と定量分析 -国および県が取り扱った緊急支援物資の流れの分析- https://t.co/0syxna7p0P

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