著者
橋本 悟
出版者
一般財団法人 運輸総合研究所
雑誌
運輸政策研究 (ISSN:13443348)
巻号頁・発行日
vol.16, no.2, pp.022-029, 2013-07-23 (Released:2019-03-29)
参考文献数
12

本稿は,東京都国立市のJR国立駅南口周辺におけるアンケート結果と社会実験に基づいて,違法駐輪を減少させるための対策を具体的に考えるものである.買い物などの短時間駐輪については,目的地の近傍に駐輪場がなければ,それを利用しない傾向がある.そこで,歩道の一部に短時間駐輪スペースを設けて違法駐輪を減少させる社会実験を行った.結果として,約20mごとに約10台程度の駐輪スペースを設けた場合,30分以内の駐輪であれば十分に対応できることがわかった.ただし,経常的に違法駐輪をしている人は利用しない可能性があること,駐輪場の管理,駐輪時間の問題,及び近隣住民の協力体制などさまざまな問題があることもわかった.

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@SherlaneHalaran 短時間駐輪は何故無料で良いかという基本的な点について整理した論文があったので紹介します [自転車の短時間駐輪に関する一考察](https://t.co/SNuhUbnlPI)

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