著者
堀 安範
出版者
日本惑星科学会
雑誌
日本惑星科学会誌遊星人 (ISSN:0918273X)
巻号頁・発行日
vol.31, no.1, pp.42-49, 2022-03-25 (Released:2022-04-15)

探査機CassiniおよびJunoのその場観測によって,木星および土星の大気構造や組成,内部 構造に関する理解が深化した.短周期ガス惑星の存在や直接撮像による遠方ガス惑星の発見とともに,TypeII型惑星移動,そして円盤不安定シナリオの再考と小石集積モデルの台頭に見られるように,木星および土星の形成および軌道進化に対する理論も急速に進展している.そこで,本稿では,最新の観測結果から明らかになった木星および土星の姿を紹介しながら,太陽系のガス惑星形成の現状および未解決な諸問題を整理する.

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