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投稿一覧(最新100件)

現在では使われていませんが、過去使われていた地域としては、現イランやブルガリアがあります。それぞれ論文が公開されています。 後藤裕加子『サファヴィー朝年代記とトルコ暦(十二支)の導入』 https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/handle/2433/141872 金原 保夫『第1次ブルガリア王国における君主号』 https://w ...
現在では使われていませんが、過去使われていた地域としては、現イランやブルガリアがあります。それぞれ論文が公開されています。 後藤裕加子『サファヴィー朝年代記とトルコ暦(十二支)の導入』 https://repository.kulib.kyoto-u.ac.jp/dspace/handle/2433/141872 金原 保夫『第1次ブルガリア王国における君主号』 https://w ...
質問の趣旨が、 カラカラ勅令以前には ローマ市民権保有者=成年男性、その妻=自由人、その未成年の子供=自由人 であり、 カラカラ勅令で対象となった自由人には上記の「その妻」が含まれていたのですか?、 なのであれば、その認識は誤りです。 「ローマ市民」という単語には、ローマ市民権所有者と、ローマ市民身分の二つの意味があります。ローマ市民の権利は、複数の様々な権利か ...
1.外人とローマ人について 当時は属人法でしたので、ローマ市民はローマ法に統治され、外人(ローマ以外の自由民 peregrini)は、所属する都市の法律に統治されました。おのおの所属する都市法において、一般的な権利を有していました。問題は、両者の法的関係なのではないかと思います。 恐らく、『古代ローマを知る事典』を参照されているのかも知れません。その上で推測すると、恐らくご質問の意図は ...
1.ローマ帝国変容論とは何か 1971年ピーター・ブラウン(1935-)という英国の学者が出版した『古代末期の世界』(邦訳あり)から広まり、現在英米ローマ史学会の一大潮流となった研究方法論の一部です。彼が定義したところの「古代末期」は、それまで「後期ローマ帝国」「初期ビザンツ」「初期中世」に別れ、これら3つの学者いづれにとっても周辺的であり、研究の蓄積も少なかった部分が、「古代末期」という定 ...
1.ローマ帝国変容論とは何か 1971年ピーター・ブラウン(1935-)という英国の学者が出版した『古代末期の世界』(邦訳あり)から広まり、現在英米ローマ史学会の一大潮流となった研究方法論の一部です。彼が定義したところの「古代末期」は、それまで「後期ローマ帝国」「初期ビザンツ」「初期中世」に別れ、これら3つの学者いづれにとっても周辺的であり、研究の蓄積も少なかった部分が、「古代末期」という定 ...
古代の農業形態について、最近学習し始めたばかりなので、あまり詳しくないのですが、これらの情報は、現在私も探しているところです。現時点で見付けた有用な書籍等を記載したいと思います。ご参考になれば幸いです。 1.図説は見つけられてありませんが、灌漑や農業の仕組みを概観した記載が、中央公論社世界の歴史1巻『人類の起源と古代オリエント』p148-151、p241-253に出ています。この本はアマゾン ...
匈奴については、匈奴自身が残した碑文などが発見されていないので、不明です。一応『漢書』匈奴伝には、匈奴の単于が漢皇帝に出した親書の文面が記載されていて、そこでは、「漢」と呼んでいますが、匈奴で書記を務めていたのは拉致されて匈奴に仕えることになった漢人なので、単于の手紙を口述筆記する段階で、中国側の自称「漢」という文字で記していたと推測されます(↓当該の親書の記載のある匈奴伝) http://zh ...