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「鮎返り(渓流)」「女に憑かれた男」。あらすじはこちらの論考で紹介されてます。 前者は温泉地が舞台の恋愛物。後者は心中事件を起こすも一人だけ生き残ってしまう男の悲劇を辿るもので、清張作品には珍しい愛欲ふう描写あり。掲載誌により作風を変えたことが窺えます。 https://t.co/iXLdp1WcoF

2 0 0 0 OA 不肖の子

短篇「不肖の子」は、大人になった語り手が父の死の真相を知るべく、故郷を久々に訪れる内容。今の目ではややミステリータッチな味わいもあり、いい作品です。同じ題材を幼少時の回想体で書いた「父の死」もあり、読み比べると面白い https://t.co/4i0HiqZcpu https://t.co/LcXTJnWgvd #文壇出世物語 https://t.co/66EFHEZOX5

3 0 0 0 OA 秀美の慰問袋

『秀美の慰問袋』https://t.co/XcBEd94nIP といった童話にも、なんともいえない味があるように思われてなりません。 #文壇出世物語 https://t.co/AvmVMf8nOc

3 0 0 0 OA 父いづこ

71.歩一歩と築き上げた新井紀一 新井は労働文学で知られる作家。戦争関連のものが多く、 短篇「怒れる高村軍曹」(1921)https://t.co/mbcNo3pCfz や 日本軍の中国人通訳をモデルにした長篇『父いづこ』(1943)https://t.co/6FvUX1bVJi などが代表作とされてますが、 #文壇出世物語 https://t.co/eDC8HlR8c2

4 0 0 0 OA 解放の芸術

70. コムレードの青野季吉 青野季吉はプロレタリア文学の理論的評論家として代表的な人物で、また小説家・青野聰氏の父としても知られています。comradeとは同士の意。見出しは革命芸術を論じた「コムレードの芸術」に由来します。 https://t.co/2PpsBEurFz #文壇出世物語 https://t.co/hJOvgn2Wdi
帰朝後、『巴里』を発表。〈この作品は表現上において、彼の主張である立体派描写を応用したもので、すこぶる新しいところがあって、大家の作品に倦きた青年達に好評を博した〉。長篇『巴里』はその名の通り、パリを舞台にした全編語りかけ調という変り種。 https://t.co/3FZLtSvgPP #文壇出世物語 https://t.co/C5fX1Gl4n7
見出は当時、出たばかりの小説『超人日蓮』から。〈彼の日蓮宗の信仰と智識とは、彼に長篇『超人日蓮』の作をなさしめ、数多の文学青年にただならぬ衝動感激を与えた〉。500頁近い大長篇です(しかし日蓮はいつ頃から日本文学の主題になり始めたのでしょう?) https://t.co/ygOgbdLqRo #文壇出世物語 https://t.co/9kYd4a57cb

15 0 0 0 OA 川路柳虹詩集

さて川路柳虹の話から逸れてしまいました。柳虹は日本語で口語自由詩を書いた画期とされる人で、のちに三島由紀夫も弟子入りしました。その出世作は「塵塚」。読むと確かに象徴主義ふうというか、西洋絵画のような趣きがありますね。 https://t.co/mkkRJgGJT1 https://t.co/TTnNR7tPqc #文壇出世物語 https://t.co/R9Mc7UVdpA

3 0 0 0 OA 処女作

初創作集の題名はその名も『処女作』。さぞ人を食った話かと思いきや、これは元々「山の手の子」として「三田文學」に発表したデビュー短篇をなぜか単行本化にあたり改題したもの。幼少期を回想した、情緒纏綿たる世界です。 https://t.co/tZyLL2Q2NK https://t.co/ln1F3iFq1d #文壇出世物語

2 0 0 0 OA 農本社会哲学

加藤の経歴は複雑で、まず民衆芸術を説くトルストイヤンとして登場し、その後〈明治学院神学部を卒業後、彼は牧師となり、社会運動、労働運動に参加〉。このあと、農本主義https://t.co/SdEJMDTWQRや天皇信仰についての本https://t.co/oFqpHhThlzも書いている。 #文壇出世物語

5 0 0 0 OA 天皇信仰道

加藤の経歴は複雑で、まず民衆芸術を説くトルストイヤンとして登場し、その後〈明治学院神学部を卒業後、彼は牧師となり、社会運動、労働運動に参加〉。このあと、農本主義https://t.co/SdEJMDTWQRや天皇信仰についての本https://t.co/oFqpHhThlzも書いている。 #文壇出世物語
54. 労働運動から自由人連盟への加藤一夫 この辺から段々、労働運動に関わる作家が増えていきます(おおむね年齢順なので)。加藤は文芸誌「労働文学」や思想団体「自由人連盟」で知られる人。小説に長篇『無明』https://t.co/sZfmRUxHlrや『幻滅の彼方へ』https://t.co/KBM5vX0gbB等。 #文壇出世物語 https://t.co/qUxJqKd1jT
54. 労働運動から自由人連盟への加藤一夫 この辺から段々、労働運動に関わる作家が増えていきます(おおむね年齢順なので)。加藤は文芸誌「労働文学」や思想団体「自由人連盟」で知られる人。小説に長篇『無明』https://t.co/sZfmRUxHlrや『幻滅の彼方へ』https://t.co/KBM5vX0gbB等。 #文壇出世物語 https://t.co/qUxJqKd1jT

3 0 0 0 OA 小鳥の来る日

またなぜかこの本には紹介されてないですが、大正10年の感想集『小鳥の来る日』は(しかしこの「感想集」という言葉はいつ頃から使われなくなったんですかね。「エッセー集」より味があると思うんですが…)200版を超える大ベストセラー。こんな感じです↓ https://t.co/dFBm9omfJn #文壇出世物語

2 0 0 0 OA 人生

この「快男児」ナカムラムラオのアキレス腱は……〈彼には創作の欲望があるのだ〉。その名も長篇『人生』。全八部十六巻という〈大部な計画である〉。まるで宮本輝の『流転の海』のような大計画ですが、しかしこの『人生』、あまり評判がよくなく、途中で頓挫。 https://t.co/PGXx6LYuJR #文壇出世物語 https://t.co/xRYeoWbROQ

3 0 0 0 OA 荊棘の路

『荊棘の路』に描かれた「モデル」というのは、「奇蹟」の同人達です。なぜこれが島崎藤村の『春』と比べられているかといえば、『春』もまた藤村が「文學界」の同人達をモデルにしたものだから――でしょう。 https://t.co/oQotZUMDve #文壇出世物語

3 0 0 0 OA 底の社会へ

当時の風潮でもありますが、かなり暗い。たとえば『底の社会へ』という短篇集。目次だけ見ても「昔の敵」「殺人の動機」「死の幻影」「虐待」「怨まれて」と凄まじく、本文もすごい。ほとんど読むドゥーム・メタルという感じで、読むにはなかなかヘヴィーです。 https://t.co/a4kXVxc0em #文壇出世物語 https://t.co/7uVvzWU4zq

8 0 0 0 OA 現代小説全集

20.フロベールをなつかしがる正宗白鳥 今日は白鳥さん。〈かつて岩野泡鳴がある文学会の席上で言ったことがある。「今の文壇で小説らしい小説を書くのは白鳥一人だ。俺も未だ駄目だ。これから書くつもりだ」。そして間もなく泡鳴は死んでしまった〉 https://t.co/36mgdBQqhM #文壇出世物語 https://t.co/lEiD9pGLFc
18.イプセン会の中村吉蔵 日本近代文学史には「イプセン会」と呼ばれる著名な会が二つあり、一つは柳田國男・小山内薫らが主体となって東大系同人誌「新思潮」に掲載された一派、もう一つがこの中村吉蔵ら早稲田系の一派です(戸板康二がhttps://t.co/C8rioTdc9Hで書いているのは東大系)#文壇出世物語 https://t.co/cfxkIfY9zt
あと上司小剣で気になったのは『生存を拒絶する人』というタイトルを表題にした短編集ですね。強烈なインパクトのタイトルは他にもいくつかありましたが、『生存を拒絶する人』は中でも上位に入ります。忘れようと思っても忘れられない。(こちらで読めます。https://t.co/ZyVnNaYyz7)#文壇出世物語
島崎藤村主宰の「処女地」については、たとえば李志炯さんの「婦人文芸雑誌『処女地』と島崎藤村」https://t.co/DZtWO8Gkzcなどが詳しいのではないでしょうか。#文壇出世物語
志村有弘さんの解説にもありますが、この田山花袋の項目を含む数カ所が、「相馬健作」(a.k.a橋本憲三)執筆の同じく文壇ゴシップ本『文壇太平記』(1926)https://t.co/hFCOTnxKSxと記述が重複してます。いったい何故なんでしょうか……(この『文壇太平記』も謎の一冊です)。#文壇出世物語

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