著者
アーターン W. 小池 正之 瀧川 具弘 余田 章 長谷川 英夫 バハラヨーディン B.
出版者
The Japanese Society of Agricultural Machinery and Food Engineers
雑誌
農業機械學會誌 (ISSN:02852543)
巻号頁・発行日
vol.63, no.3, pp.130-137, 2001-05-01
参考文献数
14
被引用文献数
3

市販のディーゼル機関搭載トラクタを改造して電気トラクタを試作し, そのエネルギー消費量とけん引性能について実験的解析を行った。供試した密閉式鉛蓄電池の容量を7.2kW・hとしたとき, エネルギー消費量と一回充電走行可能距離はそれぞれ0.60kW・h/kmと8.35kmであった。その結果に基づいて, 実用化に向けた一回充電走行可能距離の改善策について検討した。けん引性能は, アスファルト路面において滑り率14%で5.76kN, 堅硬地において滑り率22%で3.89kNとなり, 実用性に耐えうる性能を発揮するものと推察できた。総合エネルギー伝達効率についても, 予測値に近い水準値を示すことが分かった。

言及状況

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こんな論文どうですか? 電気トラクタの適用可能性に関する予備的研究(第1報) : エネルギー消費量とけん引性能(アーターン W.ほか),2001 https://t.co/6fJYJUN8h4

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