- 著者
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伊藤 直之
村岡 登
青木 美樹子
板垣 匡
- 出版者
- 日本獸医師会
- 雑誌
- 日本獣医師会雑誌 = Journal of the Japan Veterinary Medical Association (ISSN:04466454)
- 巻号頁・発行日
- vol.57, no.9, pp.579-582, 2004-09-20
- 被引用文献数
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6
一般家庭で飼育されている1-6カ月齢までの犬358頭から採取した糞便を対象として、Giardia inesinalis抗原を酵素結合免疫吸着法(ELISA)により検出し、ホルマリン・酢酸エチル沈澱法によるシスト検出率と比較検討した。その結果、ジアルジア抗原陽性率(22.9%:82/358)は、同時に実施したシスト検出率(15.1%:54/358)に比較して有意に高かった(P<0.01)。抗原陽性率は、チワワをはじめとした小型室内飼育犬種で高く、雑種では抗原が検出されなかった。室内飼育犬の抗原陽性率(25.5%:79/310)は、室外飼育犬(6.3%:3/48)に比較して有意に高かった(P<0.01)。また、由来別ではペットショップやブリーダーケンネルに由来する犬の抗原陽性率(29.8%:79/265)が、一般家庭に由来する犬(3.2%:3/93)より有意に高かった(P<0.01)。