著者
編集委員会
出版者
一般社団法人 日本原子力学会
雑誌
日本原子力学会誌 = Journal of the Atomic Energy Society of Japan (ISSN:18822606)
巻号頁・発行日
vol.49, no.10, pp.656-659, 2007-10-30

<p> 日本原子力学会は9月28日,北九州で開いた「秋の大会」で,「中越沖地震・柏崎刈羽原子力発電所の安全に関する報告会」と題する特別セッションを開いた。約400人が傍聴した会合では,東京電力の武藤栄執行役員が「地震の発生後も『止める』,『冷やす』,『閉じ込める』という原子炉の重要な安全機能は維持された」と指摘。東京大学の班目春樹氏は「想定を大きく上回る地震動を受けたが,専門家としての相場観からすると,実際の設計には,想定した地震の数十倍の余裕があると推定される。そのために原子炉の安全機能は維持された」と述べた。また会場からは,情報提供のあり方や人材育成などについての質問があった。本稿では,このセッションのもようを紹介する。</p>

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