- 著者
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宮川 伸
藤原 将寿
西山 道久
- 出版者
- 日本DDS学会
- 雑誌
- Drug delivery system (ISSN:09135006)
- 巻号頁・発行日
- vol.23, no.5, pp.534-543, 2008-09-30
- 参考文献数
- 24
- 被引用文献数
-
2
近年,RNAアプタマーが抗体医薬の次世代分子標的薬として注目されている.RNAアプタマーはSELEX法を用いて取得され,短鎖化および安定化ののちに医薬品候補品となる.PEGを付加することで体内動態特性が顕著に改善される.アプタマーはそれ自身が医薬品となりうるが,抗がん剤などを付加することでデリバリー剤としても利用可能である.本稿では,アプタマー医薬の作製方法と特性を概説するとともに,臨床試験中のvWFアプタマーとリボミック社が開発中のMKアプタマーに関して説明する.