著者
吉田 栄充 三宅 定明 浦辺 研一
出版者
公益社団法人 日本アイソトープ協会
雑誌
Radioisotopes (ISSN:00338303)
巻号頁・発行日
vol.58, no.12, pp.831-836, 2009-12-15
参考文献数
16
被引用文献数
1 1

γ線スペクトロメトリーを用いて,埼玉県内に流通しているハーブティーの放射能調査(<SUP>134</SUP>Cs,<SUP>137</SUP>Cs及び<SUP>40</SUP>K)を行った。<SUP>134</SUP>Csは49検体全て不検出であったが,<SUP>137</SUP>Csは10検体から検出され(2.1~240Bq/kg乾),それらは全てヨーロッパ産であった。また,<SUP>40</SUP>Kは全検体から99.9~1400Bq/kg乾検出された。<BR><SUP>137</SUP>Csについては,アイブライトでポーランド産とブルガリア産で大きく濃度が異なり,明らかな地域差が見られた。また今回の調査により,成人が1年間ハーブティーを1日1杯ずつ飲み続けたときの<SUP>137</SUP>Csの預託実効線量を求めると約1.0×10<SUP>-3</SUP>mSvとなり,通常のハーブティーの摂取においては,<SUP>137</SUP>Csの被ばく線量の寄与は非常に少ないものと考えられた。

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