著者
木戸 康博 小林 ゆき子
出版者
日本静脈経腸栄養学会
雑誌
静脈経腸栄養 : 日本静脈経腸栄養学会機関誌 = The journal of Japanese Society for Parenteral and Enteral Nutrition (ISSN:13444980)
巻号頁・発行日
vol.25, no.3, pp.773-782, 2010-05-25
参考文献数
70

たんぱく質は生命の維持に最も基本的な物質であり、組織を構築するとともに、様々な機能を果たしている。たんぱく質欠乏症として、たんぱく質・エネルギー栄養失調症が知られている。たんぱく質の欠乏や不足を回避する指標として、窒素出納法により推定平均必要量と推奨量が、乳児においては、母乳のたんぱく質含有量から目安量が策定されている。たんぱく質の耐容上限量は、たんぱく質の過剰摂取により生じる健康障害との関係を根拠に設定されなければならない。しかし現時点では、耐容上限量を策定しうる十分な根拠が見当たらないので、耐容上限量は設定されていない。たんぱく質の目標量は、たんぱく質摂取量と生活習慣病との関係を根拠に設定されなければならない。しかし現時点では、たんぱく質の目標量量を策定しうる十分な根拠が見当たらないので、目標量は設定されていない。アミノ酸の食事摂取基準として、成人の不可欠アミノ酸の推定平均必要量が策定されている。

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@rentan1492 ソースはコレ https://t.co/xHBKeThB3h 海外でも体重1キロ当たり5gものタンパク質を半年とか撮り続けても肝臓等の数値に問題がないってあったんだけど、モウチョイぐぐらないとでてこないな。

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