著者
大類 孝
出版者
一般社団法人 日本老年医学会
雑誌
日本老年医学会雑誌 (ISSN:03009173)
巻号頁・発行日
vol.47, no.6, pp.558-560, 2010-11-25
参考文献数
14

誤嚥性肺炎の危険因子として最も重要なものは,脳血管障害および変性疾患に併発しやすい不顕性誤嚥である.不顕性誤嚥は,大脳基底核病変を有している人に多く認められる.降圧剤のACE阻害薬などの不顕性誤嚥の予防薬はハイリスク高齢患者において肺炎の予防効果を有する.また,寝たきり高齢者でも肺炎球菌ワクチン投与は有効で,発熱日数の減少および入院回数の抑制効果が認められる.さらに,寝たきり高齢者で低下し易い細胞性免疫の賦活法としてBCG接種があり,BCG接種は高齢者肺炎の予防効果を有する.<br>

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高齢者へのBCG接種で肺炎予防効果を確認した論文はCiNiiにあるが、COVID-19と直接関係したものではないし、研究者もわずか。学会の「高齢者への接種に関わる知見は十分とは言えない」という発表はその通りである CiNii 論文 -  高齢者誤嚥性肺炎の現状と対策 https://t.co/vqnCqzcFMK #CiNii
>寝たきり高齢者で低下し易い細胞性免疫の賦活法としてBCG接種があり,BCG接種は高齢者肺炎の予防効果を有する 賦活とは刺激のこと、要は肺免疫にバフ効果を与えるのがBCG。論文はこちら CiNii 論文 -  高齢者誤嚥性肺炎の現状と対策 https://t.co/vqnCqzcFMK #CiNii

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