著者
越田 明子
出版者
東洋大学
雑誌
東洋大学発達臨床研究紀要 (ISSN:13463624)
巻号頁・発行日
vol.2, pp.60-74, 2002-03

介護保険制度が開始され,約2年が経過した。この制度において,介護サービスの利用は,市町村がもつ介護認定審査会が,介護を必要とするか否か要介護認定を行い,給付額(サービス利用額)を決定することからはじまる。したがって,コンピューターによる1次判定よりも,最終(2次)判定を行う介護認定審査会の役割と責任は大きい。本稿は,介護保険制度や施策の背景及び要介護認定の手順を確認しながら,その認定審査会の現状を,東京都文京区における介護認定審査会の一合議体の事例をもとに分析した。そして,介護認定審査会の問題点を,審査会委員の選任方法,審査会運営の方法,他の審査会との関係について整理し,今後の課題について検討した。

言及状況

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2002年の論文だが、 https://t.co/PdTzJaDS3f 文京区の介護認定審査会の 「委員報酬は、1 回の審査会あたり医師23000 円、薬剤師等18000 円、その他(看護師、介護福祉士等)12000 円で、職種で異なり、2 倍程度の格差がある」 今はどうかしら?

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