著者
熊 崎 さとみ
出版者
信州大学
雑誌
信州大学留学生センター紀要 (ISSN:13467433)
巻号頁・発行日
vol.4, pp.139-149, 2003-03

1990年の入管法改正以来増加してきた就労目的のブラジル人の在住に伴い問題となってきたのが、彼らの子供たちの就学問題である。その現場において生じている様々な問題を明らかにする為に行なった調査において、先生方やブラジル籍児童・生徒の保護者計149名から寄せられた回答によると、①日本全体での統一マニュアルの作成 ②日本文化・教育システム・学校制度・集団生活についてのガイダンス ③専門スタッフの常設(日本語教育・異文化理解のアドバイザー,カウンセラー)④サポート体制の充実(通訳,翻訳)⑤帰国後、ブラジルへの再順応を見越してのことば・教育・文化についての指導、という5点が、主に現在必要とされていることが分かった。

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CiNii 論文 -  外国人の義務教育就学をめぐる諸問題 : ブラジル人児童・生徒の場合 http://t.co/yEYEGyOaez #CiNii

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