著者
武藤 崇
出版者
筑波大学
雑誌
心身障害学研究 (ISSN:02851318)
巻号頁・発行日
vol.23, pp.133-146, 1999-04-08

近年、行動分析学では従来の分析枠に文脈的な要因をどのように位置づけるかという問題が注目されている。本稿は、その文脈的な要因とされる概念の1つである「セッティング事象」を、行動分析学の哲学的背景である機能的文脈主義に基づいて、概念分析を実施し、その有用性を検討することを目的とした。その分析の結果、セッティング事象という概念の今後の使用方法と、検討されるべき問題とが提出された。

言及状況

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ナラティブもACT(臨床行動分析)も文脈主義という点で親族です。さらに,分類するとナラティブは記述的文脈主義,ACTは機能的文脈主義に分けられます。記述的文脈主義者は歴史家に喩えられ,機能的文脈主義はエンジニアに例えられ異なる目的をもった立場だと見なされます。https://t.co/XhVRkyIvaf https://t.co/LlJYbbsuGi

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