著者
千葉 聡子
出版者
文教大学
雑誌
文教大学教育学部紀要 (ISSN:03882144)
巻号頁・発行日
vol.34, pp.47-58, 2000

本稿では、子どもの社会化機能の強化が教育問題との関連で家族に求められている現状を踏まえ、近代家族の基本的機能である「成員の情緒的安定機能」と「子どもの社会化機能」の遂行状況を官庁による調査データを用いて検討することを第一の目的とし、「成員の情緒的安定機能」の強調と「子どもの社会化機能」の弱化を確認した。またこうした家族の機能の変化の確認から、近代家族の二つの機能にはそもそも並存が難しい要因が含まれており、社会による個人のコントロールの方法に変化が生じている、という仮説を提示した。

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対立する家族の二つの機能:データが示す家族機能の変化 https://t.co/s9oCibP2X9
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