著者
佐藤 達全
出版者
育英短期大学
雑誌
育英短期大学研究紀要 (ISSN:09143351)
巻号頁・発行日
vol.20, pp.43-58, 2003-02-01

「保育は人である」とよく言われる。乳幼児期の特性の一つが「まねる」(学ぶの語源)ことである点から,人的な環境としての保育者の一挙手一投足が子どもの行動の仕方や成長・発達の進み具合を左右し,さらには子どもの心にも作用して将来の人間性に大きく影響することは言を侯たない。それゆえ,保育者には「子どものお手本」としての行動が求められることは当然であるが,それだけでなく「人間」としてどう生きたらよいかについても日頃から考えておかなければならないのである。しかし,実際に保育者を目指している学生にはそうした意識は強くないどころか,さまざまな問題行動が存在するように思われる。そこで,学生の行動の実態と自己認識を調査し,さらに実習園からの評価と比較しながら考察した。その結果,望ましい保育者を育てるために重要ないくつかの問題点がみつかった。

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