著者
村上 恭子 白石 淳
出版者
福岡女子大学
雑誌
福岡女子大学人間環境学部紀要 (ISSN:13414909)
巻号頁・発行日
vol.29, pp.63-66, 1998-02-25

1. 大豆煮汁を培地にして粘質物を産生する菌を土壌から36株を分離した。2. 大豆煮汁の蛋白質をプロテアーゼMで加水分解した液体培地を用いて保存菌株と分離株のP-γ-GAの生産を調べた。3. 粘質物の生産量の多かった1株, Bacillus subtilis NRRL B-2612株によるP-γ-GAの生産における培養温度は37℃, 初発pHは6.4であった。4. 大豆煮汁で作られた粘質物が, NMRの測定よりγ結合で有る事, グルタミン酸含量が多い事とグルタミン酸のDL比が6 : 4とD型が多い事, 分子量が210万と大きい事より, P-γ-GAであると確認された。

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