著者
森 邦昭
出版者
福岡女子大学
雑誌
文芸と思想 (ISSN:05217873)
巻号頁・発行日
vol.76, pp.A103-A123, 2012-02-27
著者
篠崎 俊子 増井 絢子
出版者
福岡女子大学
雑誌
福岡女子大学家政学部紀要 (ISSN:02883953)
巻号頁・発行日
vol.20, pp.71-97, 1989-01-25
被引用文献数
1

1.内装生理用品(タンポン)の18歳齢使用状況の, 昭和56年度から60年度の5年間は, 「使用している者」4.3%, 「時々使用している・ナプキンと併用している者」13.8%, 「使用したことがあるがやめた者」8.2%, 「1度も使用したことがない者」73.7%である。使用している者と併用している者も含めて5.5人に1人の割合である。特にタンポンのみを常用している者は, 25〜26人に1人の割合で, タンポン使用者は以外に少ない結果となっている。2.タンポンの使用者を, 真鍋他調査の中学・高校生と本調査を比較した場合, 中学より高校生, 高校より大学生になるに従って増加率が高く, 高校生は中学生の2倍, 大学生は中学生の3倍の高比率である。3.タンポン使用の動機としては, 便利だと思った者約6割, 人にすすめられたが約3割であり, 友人からの影響が大きいことが示された。4.タンポン使用者(A群), 時々使用している者(B群), 使用したことがあるがやめた者(C群)の群別比較をみると, 「人にすすめられた」は, A群約4割で, B群, C群より1割増である。「好奇心」では, A群よりB群, C群の方に2.5割程度多い。「便利だと思った」は, 3群とも約5〜6割である。5.タンポンを初めて使用した年齢を学齢期でみると, 小学6年0.2%, 中学期16.9%, 高校期71.5%, 大学1年11.3%である。初使用の時期は高校期の頃で, 中学期から高校期にかけて急勾配で増加している。群別では, 各群とも「高校期」で共通しているが, A群は低年齢時からタンポン使用を始めている。6.タンポンを抵抗なく使用できるまでの期間では, 使用しはじめて2カ月経過の者約6割弱, 6カ月〜1年約8割弱である。群別の顕著な特徴として, A群は初回から約半数の者が慣れ, 6カ月以上から1年で抵抗なく使用している。C群は, 約半数の者が抵抗なく使用するのに, 6カ月から1年以上を要し, その結果タンポン使用をやめている。7.タンポン初使用の際, 使用方法を知っていた者97.8%, 知らなかった者2.2%である。使用方法は, 商品の説明書, 次いで友人から知識を得ている。知識についての群差間はほとんどみられなかった。8.1日のタンポン使用回数は, 3〜5回取りかえている者が多い。顕著な例として, A群は使用回数が多い傾向を示し, 3〜6回約9割である。B群においてはA群よりも1回少ない傾向を示し, 回数不定とみられる者が表われている。9.タンポンを使用したことがあるがやめた者の理由としては, 「異物感・なじめぬ・合わぬ」「健康上悪い・不衛生」次に「痛い」である。つづいて「不快」「使用がむずかしい」「心理的抵抗感」などがあげられる。10.タンポンを1度も使用したことがない者の理由は, 4人に3人が「心理的抵抗感がある」と答え, 次に「弊害があると教えられた」である。11.タンポンを知った動機としては, 「テレビ・ラジオの宣伝」が全体の5割で, 2人に1人の割合である。次に「書籍・雑誌」および「友人」からの情報となっている。タンポンを知った動機の全体的な傾向として, 書籍, 雑誌, 友人からの影響が減少している。情報源として特に, テレビ・ラジオの宣伝および先生, 母親, スライドや映画などの教育面の方に移行していることが顕著である。12.タンポン使用経験者の感想〈良いイメージ〉は, 「活動しやすい」約5割以上で2人に1人, 「スポーツ・入浴・水泳も心配なくできる」と「使用感がない」は約4割で, 次に「もれやずれを心配しなくてもよい」「取りかえ回数が少なくてよい」「下着の汚れが少ない」が約3割前後で, 3人に1人である。次いで「月経のわずらわしさから解放される」「携帯に便利である」などである。13.〈悪いイメージ〉としては, 「量の多い時そとへもれるおそれがある」3割以上で, 3人に1人がそのように考えている。次に「挿入時に苦痛を感じる」約2.5割で4人に1人, 「取り出す時に苦痛を感じる」「取りかえ用のヒモが気になる」「手が汚れるので嫌だ」「挿入の姿勢がむずかしい」「異物感があり不快である」は約1.5割〜2割である。14.タンポン使用に対する今後の考え方として, 「使用したいと思う」「必要であれば使いたい」などの積極派は約3割, これに対して「使用したいと思わない」「未婚の間は使用しない」が7割以上と否定的である。15.タンポンの使用に対する現在と将来の考え方の動向をみると, 肯定的な考え方は現在17.8%, 将来28.4%で約1割増である。否定的な考え方は現在82.2%, 将来70.9%と約1割減である。今後の動向としては, 「タンポン使用」の方向へむかう兆しがある。
著者
森田 健 津村 有紀 若村 智子 福田 裕美
出版者
福岡女子大学
雑誌
基盤研究(B)
巻号頁・発行日
2011-04-01

本研究は、健康で快適な生活を確立する上で重要な食事内容と受光履歴の関係を、メラトニン分泌リズムを代表とするサーカディアンリズム及び睡眠への影響の観点から明らかにすることを目的とした。33名の男子大学生被験者を、高・低トリプトファン朝食と日中の高・低照度光環境を組み合わせた4グループに分け、それぞれの条件下で5日間過ごした場合の、メラトニン挙動と睡眠評価を比較した。高トリプトファン食の朝食と高照度光環境は、夜間のメラトニン分泌挙動に大きく影響し、分泌量の増加又は分泌位相の前進が示唆された。この事は、サーカディアンリズムを是正し、睡眠障害を始めとする健康問題の解決につながる可能性を示すものである。
著者
石井 和夫
出版者
福岡女子大学
雑誌
香椎潟 (ISSN:02874113)
巻号頁・発行日
vol.43, pp.47-62, 1998-03-31
著者
舟木 淳子 矢野 みどり 菊池 佐和子
出版者
福岡女子大学
雑誌
福岡女子大学家政学部紀要 (ISSN:02883953)
巻号頁・発行日
vol.25, pp.29-32, 1994-01-25
被引用文献数
1

氷核活性細菌をアイスクリーム製造に利用できるかどうか検討するためにE.coli-inaAを用いて実験を行った。(1)アイスクリームミックスをドライアイスで冷凍すると-20℃の冷凍庫で冷凍した場合の約1/6の時間で凍結し, ドライアイスで冷凍した場合は急速凍結, -20℃の冷凍庫で冷凍した場合は緩慢凍結といえる。(2)官能検査とレオメーター測定により, 急速凍結したアイスクリームの方が緩慢凍結したアイスクリームより良い品質であることがわかった。(3)アイスクリームミックスは-5℃では通常凍結しないが, E.coli-inaAを添加すると-5℃で凍結した。また-10℃で凍結させるとE.coli-inaAを添加したものは無添加のものの約1/2の時間で凍結した。(4)これらのことから氷核活性細菌を利用することにより膨大なエネルギーを使用することなしに急速凍結が行え, よい品質のアイスクリームが製造できる可能性があることがわかった。
著者
大久保 順子
出版者
福岡女子大学
雑誌
文芸と思想 (ISSN:05217873)
巻号頁・発行日
vol.70, pp.19-33, 2006-03-01
著者
原田 真理
出版者
福岡女子大学
雑誌
香椎潟 (ISSN:02874113)
巻号頁・発行日
vol.33, pp.37-51, 1987-09-25
著者
三浦 進
出版者
福岡女子大学
雑誌
文芸と思想 (ISSN:05217873)
巻号頁・発行日
vol.34, pp.59-79, 1970-12-10
著者
梶原 愛巳
出版者
福岡女子大学
雑誌
文芸と思想 (ISSN:05217873)
巻号頁・発行日
vol.39, pp.1-15, 1975-02-15
著者
早渕 仁美 井上 厚美 坂井 徳子
出版者
福岡女子大学
雑誌
福岡女子大学家政学部紀要 (ISSN:02883953)
巻号頁・発行日
vol.21, pp.17-24, 1990-01-25

料理の作り方をどのような手段で示すかについて, フローチャート化とイラスト化を行い検討した。1)既製の約束事に基づきフローチャート化を行ったところ, 複雑な流れになって, 作り方の把握が困難なものがみられた。そこで約束事を充実させ, 基本調理操作法などの別項を設けて簡略化を行った。しかし別項を参照する手間や, 図形や記号の意味や約束事を覚えなければならない煩雑さが残った。2)基本調理操作のイラスト化における約束事を定めた。その約束事に基づき調理操作のイラスト化を行ったところ, フローチャート化したものに比べ, 料理の概要や作り方を簡潔明瞭に示すことができ, どのような料理かを直感的に把握することができるのではないかと考えられた。