著者
鎌田 安久 浅井 武 栗林 徹
出版者
岩手大学
雑誌
岩手大学教育学部附属教育実践研究指導センター研究紀要 (ISSN:09172874)
巻号頁・発行日
vol.7, pp.107-118, 1997

現在の欧州のサッカー先進国におけるチーム戦術や技能について集約して分析することが可能な欧州サッカー選手権をイギリス現地で6試合視察分析し,そのうち,今回は準々決勝のドイツ代表(vsクロアチア戦)と準決勝のイングランド代表(vsドイツ戦)の2チームを対象としゲーム分析を行った.また,その際,前回のスウェーデン大会の分析から考えられた1.指導上のポイントや2.日本の問題点についての視点も含めてゲーム分析をおこなった。その結果,3-5-2システムを基調とする組織的で戦術的にもチームの構成選手の能力を活かしたチームのゲーム展開が攻守に渡り観られた。また,指導上の重要な要因と考えられるポイントや日本で問題点とされる技術面についても高いパフォーマンスが認められた。

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