著者
三澤 純
出版者
熊本大学
雑誌
文学部論叢 (ISSN:03887073)
巻号頁・発行日
vol.69, pp.1-20, 2000-03-20

本稿における第一の課題は、熊本県立図書館寄託藤岡家文書中の「密報」の年代比定に関する筆者のこれまでの見解の誤りを訂正しつつ、その後の知見を踏まえて水野公寿氏の批判に答え、そして新たな年代比定を行うことにある。第二の課題は「密報」の内容中、特に注目される日本における太陽暦採用とその社会的影響という問題の追究である。

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三澤純「〈時間〉の近代化と文明開化論者」(『文学部論叢』69、熊本大学、2000年)は、史料の年次比定をめぐる議論から、明治の改暦の問題に踏み込む。木戸孝允の日記など、明治5年12月2日の翌日を明治6年1月1日と記す史料が多いと指摘。 http://t.co/q9Bkl10RM4

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