著者
谷 由美子 宮地 成子
出版者
名古屋女子大学
雑誌
名古屋女子大学紀要 (ISSN:02867397)
巻号頁・発行日
vol.32, pp.69-77, 1986-03-01

食餌性脂肪肝を形成したラットに対し,一般に肝障害治療に効果があるとされているタンパク食による回復効果と合わせて,脂質代謝と関係深い運動負荷の効果を検討した. 1.肝臓の体重比は,脂肪肝形成時(FL区)に比して1%コレステロール添加脂肪食投与運動区(F-E区)(p<0.05),タンパク食投与比運動区(P-NE区),タンパク食投与運動区(P-E区)(p<0.01)で有意に低下した. 2.肝TL,TG,T-CholにおいてP群はFL区,F群に比して有意に(p<0,01)低値を示し,肝TBA価もFL区に比してP群で有意に低下した. 3. FL区に比してP群においてGOT,GPT,血清TL,T-Cholは有意に低下し,血清TGも低下傾向がみられ,HDL-Chol/T-Chol は有意に上昇した. 4.F群は肝脂質いずれも運動区で低下し,P群は,肝TLが運動区で低下した. 5.F群,P群ともGOT,GPT,血清TLはいずれも運動区で低下傾向がみられた.

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こんな論文どうですか? 食餌性脂肪肝発症ラットにおよぼす食餌組成および運動負荷の影響(谷 由美子ほか),1986 http://t.co/Steg93fOx8
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