著者
友岡 賛
出版者
慶應義塾大学
雑誌
三田商学研究 (ISSN:0544571X)
巻号頁・発行日
vol.44, no.1, pp.1-12, 2001-04-25

イギリスの会計士は1880年までに4勅許団体を誕生させていた。この4団体が軈て向かう先は排他であった。排他の目的は社会的プレスティージの維持および市場の独占にあった。次には締め出された会計士たちが新団体の結成へと動く。ただしまた,新団体も軈て排他へと向かう。その結果は団体の濫立であった。各団体はよりステイタスの低い団体との差別化を図り,また,最もステイタスの高い団体以外の各団体はよりステイタスの高い団体との無差別化を図った。1920年代には第4階級の会計士団体が誕生をみるにいたった。しかしながら,間もなくやってきたのは団体統合の時代であった。

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