著者
友岡 賛
出版者
慶應義塾大学
雑誌
三田商学研究 (ISSN:0544571X)
巻号頁・発行日
vol.44, no.3, pp.75-85, 2001-08-25

嘗て破産関係業務は公共会計士業の中心であった。19世紀イギリスにあって寄せては返す恐慌の波は破産にかかわる法の整備を求め,そこに登場をみた諸法は公共会計士に多くの仕事を与えた。会計プロフェッションの確立はこの世紀の第3四半期のことであった。ただしまた,破産関係業務には幾つかの問題があった。1883年破産法が破産関係業務の激減をもたらしたとき,そこには監査業務の擡頭があった。

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