著者
鈴木 俊郎 桜井 宏紀
出版者
岐阜大学
雑誌
岐阜大学農学部研究報告 (ISSN:00724513)
巻号頁・発行日
vol.66, pp.19-22, 2001-12-25

侵入害虫のアオマツムシCalyptotrypus hibinonis Matsumuraで卵寄生蜂であるアオマツムシクロタマゴバチLeptoteleia japonica sp. nov.の存在が確認された.この寄生蜂の生活史を調査した結果,幼虫は12ケ月にもわたり寄主卵内で発育し,羽化時期は寄主の産卵時期とよく同調しており,卵寄生蜂の中でも特異な生活環をもつことが確認された。寄生率はかなり高く,性比は0.32で雌に偏っていた。本種はアオマツムシの主要な天敵であることが確認された。

言及状況

Twitter (1 users, 1 posts, 0 favorites)

収集済み URL リスト