著者
小畠 郁生 下山 正一 小野寺 恭一 松川 正樹 小野寺 邦彦 豊田 康祐
出版者
財団法人深田地質研究所
雑誌
財団法人深田地質研究所年報
巻号頁・発行日
vol.3, pp.49-57, 2002-06-28

1968年に気仙沼市大島東岸の若木浜の海崖からジュラ紀大型アンモナイトを発掘した。標本の形態的特徴を記述し,暫定的にその属種をPerisphinctes sp. aff. ozikaensis Fukadaとした。産出地点を志井田に従い舞根層上部と考え,本種の産出を基にUpper Oxfordianとするか,近年の諸知見に基づき小々汐層上部と考えUpper Tilhonianとするかなどは,課題として残る。今後さらに示準アンモナイトの探索に努める必要がある。いずれにせよ,大島対岸の舞根層複式地産ならびに牡鹿半島萩ノ浜層産の類縁属種との比較は,対比上の見地からも検討されるべきであろう。

言及状況

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国産最大のジュラ紀アンモナイトは直径約1.2mで、気仙沼大島から産出しています。この標本を見てみたいんですが今はどこにあるんでしょうね? 画像は https://t.co/4xppMezj2w より引用 https://t.co/tS4To8OqFY

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