著者
宮地 功
出版者
日本教育情報学会
雑誌
教育情報研究 : 日本教育情報学会学会誌 (ISSN:09126732)
巻号頁・発行日
vol.15, no.2, pp.21-32, 1999-09-30
被引用文献数
6

1年目の外書購読において,情報科学分野の英文を事前に1つずつ割り当てておいて,授業時に訳させ,誤りなどを指摘して,主語と述語動詞がどれかを示して,著者が再度訳した.試験では和訳した英文の中から出題した.その平均正解率は43%であり,あまり芳しくなかった.この方法を改善するために,2年目には,OHPシートに割り当てた英文をコピーして渡し,授業時までにその下に訳を書かせた.主語と述語動詞に赤と青の下線を引かせた.授業時にOHPを用いてその訳などを説明させ,著者が間違いなどを正しながら再度説明した.訳した英文の中から,次の週に小テストを行った.その平均正解率は36%であった.試験における平均正解率は55%であり,初年度よりかなり改善された.その学習効果と英文の特徴について報告する.

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こんな論文どうですか? プレゼンテーションによる外書購読の学習効果(宮地功),1999 http://id.CiNii.jp/EkM5L …

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