著者
神沼 克伊 羽田 敏夫
出版者
国立極地研究所
雑誌
南極資料 (ISSN:00857289)
巻号頁・発行日
vol.65, pp.135-148, 1979-03

1976年2月から1977年1月まで,南極・昭和基地の地震観測網で観測した氷震について調べた.見かけ上氷震は,1)立ち上がりの明りょうな記象,2)立ち上がりの不明りょうな記象,3)群発氷震,の3種類に分けられる.このうち1),2)をそれぞれI型,II型とする.I型は1年間に80000回以上も発生しており,冬季に多い.また,これまで観測された氷震が気温の下降時に発生しているのに対し,I型は気温とは無関係に発生している.また,潮汐との顕著な関係も認められない.II型は約80回発生しているが夏に多く,昭和基地の大陸側から到来することから,大陸氷床の崩壊または,氷山生成に伴う破壊と考えられる.3)の群発氷震は,冬季にのみ発生し,その発生時間も,1日のうち気温変化の大きな夜間に集中していることから,熱歪による体積変化が原因であろう.

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icequake って、日本語では氷震というのか→南極・昭和基地で観測された氷震 Icequakes around Syowa Station, Antarctica http://t.co/iKpYVi1f

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