- 著者
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舩場 貢
西村 勝久
泉 省吾
三好 祐二
- 出版者
- 日本作物学会九州支部
- 雑誌
- 日本作物学会九州支部会報
- 巻号頁・発行日
- no.60, pp.23-26, 1994
良食味品種の収穫適期と判定法について検討した。1.成熟期前5~7日の刈取では収量の低下は少なかった。2.刈取が早い場合は粒張不足により検査等級は低下した。刈取が遅い場合はうす茶米・乳白米に加えて,2次枝梗籾由来と考えられるその他未熟粒・奇形粒が増加し,その結果整粒歩合が低下し,検査等級は低下した。3.玄米重と検査等級から総合的にみて,収穫適期はコシヒカリでは-5日~成熟期までの6日闘,ヒノヒカリ・ユメヒカリでは-6日~+3日までの10日間であると判断した。4.上記の収穫適期の判定法として,出穂後の積算気温,籾水分および最長稈穂の稔実黄化籾割合を示した。