著者
秋鹿 研一
出版者
公益社団法人 日本化学会
雑誌
化学と教育 (ISSN:03862151)
巻号頁・発行日
vol.42, no.10, pp.680-684, 1994

アンモニア合成反応は平衡論(ルシャトリエの法則)の説明の実例として教科書になじみ深い。一方, 化学工業的大量生産の最初の例としても有名である。1913年ハーバー, ボッシュ等により開発されたこの高圧合成プロセスと(鉄)触媒は基本的にはそのまま今日まで用いられてきた。しかし1992年から, はじめて非鉄系のルテニウム触媒が商業生産に用いられはじめ, 新しい考えのプロセスも発表されている。アンモニア合成のブレークスルーとなったルテニウム触媒をはじめて本格的に研究したグループにいた著者が鉄とルテニウムの違いをできる限りやさしく解説した。

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触媒次第では反応条件温和にできるらしいけど、ルテニウムかあ https://t.co/r4KCLTrkIh
触媒次第では反応条件温和にできるらしいけど、ルテニウムかあ https://t.co/r4KCLTrkIh
鉄に代わるルテニウムを触媒とする新しいアンモニア合成法(話題を探る) http://t.co/KLe21Kqe

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