著者
奥村 昭博
出版者
慶應義塾大学
雑誌
三田商学研究 (ISSN:0544571X)
巻号頁・発行日
vol.16, no.1, pp.133-152, 1973-04-30

組織は,生存しつづけるためには,常にその環境に適応してゆかねばならない。その適応の過程で組織は,環境の不確実性を処理する機構となる。よって,組織の環境への適応行動の理解には,まず組織と環境との相互関係を検討する必要がある。本稿は,前に紹介,説明したハーバード大学のローレンス・ローシュによって開発された「組織の"条件"理論(Contingency theory of organizations)」に基づいて,日本の企業でその実証研究を試みたもののまとめである。この調査の対象となったのは,小規模の繊維の販売会社であった。われわれは,この企業の重役3名(各地域の支店長)と商品別の課長10名に対してインタビューおよび質問用紙を試みた。

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