著者
井上 倫夫 小林 康浩 加納 尚之 井上 公明
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.33, no.5, pp.645-651, 1992-05-15
被引用文献数
16

筋萎縮性側索硬化症(ALS)は 知覚 感覚は保たれているものの 運動神経が次々に麻痺していく難病である患者の意識は明瞭であるにもかかわらず 末期においては自らの意志を第三者に伝えることがほとんど不可脂な状態となるそこで 患者の要望事項を医師や看護婦 看護人に伝達できるようなツールを開発することが切望されている本報告は このようなALS愚者向けのコミュニケーション・エイド(CA)に関するものである開発の主眼は 患者の貧弱な運動能力でも簡単な操作で文章作成ができるようにすることであるこのCAでは 患者が2文字を入力すれば それを「見出し」とする9例の文節が画面の右側に提示され 患者はその中から所望の文節を選択する仕組みになっている各文節を漢字仮名混じりで登録しておけば これらの文節の選択によって結果的に"かな"-漢字変換を行ったことになる作成された文章は 漢字仮名混じり文となり第3者にとっても読みやすいものとなるまた 全文を"ひらがな"で入力する必要がなく スイッチ操作回数と文章作成時間の双方とも減少させることができ 患者の労力負担を軽減することができる

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こんな論文どうですか? ALS患者のためのコミュニケーションエイドの文章作成方法について(井上 倫夫ほか),1992 http://t.co/kOMMiy8Sbj
こんな論文どうですか? ALS患者のためのコミュニケーションエイドの文章作成方法について(井上 倫夫ほか),1992 http://id.CiNii.jp/LadFL
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