著者
宇佐美 芳明 安生健一
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.33, no.5, pp.746-755, 1992-05-15
参考文献数
9

コンピュータ・グラフィックスにより リアルな人間を表示可能にすることは ニーズのある重要な課題であるしかし従来の映像生成の手法では 他の人体各部に比較して 頭髪の表現レベルが不十分であるまた 容易に髪形を定義できるような 頭髭のモデリング方法も存在しないこれらの問題は頭髪の形状決定の際に 頭髪の物理的特性が考慮されていないことが原因と考えられるそこで 頭髪の曲げ変形に対する剛性を考慮した物理シミュレーションを導入して 新しいモデリング方法を提案する。曲げ剛性を利用すると 頭髪の変形長はこれに作用する曲げモーメントの大きさから求められ 頭髪の変形の基本的性質をシミュレートできるすなわち 頭髪の生え際付近では変形量が小さく 先端に向かうにつれて変形量が大きくなる性質であるそのため 本手法では頭髪の分け目やボリューム感が容易に表現でき 従来手法にないリアルな頭髪の表現が可能となったまた 頭髪をコンパクトな3次元のポリラインのデータで表現しており 多数のポリゴンで頭髪を近似する必要はないしたがって グラフィックス・ワークステーションのハードウェアを利用して 高速なレンタリングが可能であるさらに モデリング処理である頭髪の曲げ計算の時間についても 実用上問題のない範囲で処理できる

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こんな論文どうですか? 曲げ剛性を利用した頭髪のモデリング(宇佐美 芳明ほか),1992 https://t.co/w0oDOeyFZj コンピュータ・グラフィックスにより リアルな人間…

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