著者
有馬 淳
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会論文誌 (ISSN:18827764)
巻号頁・発行日
vol.33, no.7, pp.887-896, 1992-07-15
参考文献数
13
被引用文献数
7

2つの事柄がある共通の性質(S:類似性)を有している時 一方(B:ベース)の持つ性質(P:投射性)を他方(T:ターゲット)も持つと推定する類推について考察する本研究では類推の論理的な分析が行われ その結果に基づき 与えられた公理Aのもとで類推要素T B S P が満たすべき例証的基準と呼ぶ論理的関係が示される.ここで例証的基準は以下の2つの前提から得られる:"類推はベースが満たす何らかの性質をターゲットに対し投射することによってその推論が行われる一般的に非演繹的な推論である" "ターゲットは特殊な個体ではない"類推研究では 1)"あるターゲットに対し何をベースとするか"2)"どの性質をもって類似性というか"3)"ある類似性に対してどのような性質が投射されうるか"が長い間 本質的な問いであり続けている例証的基準は これら1) 2) 3)の問題に対する1つの解答になっており 類推研究の1つの一般的な足掛りとなることが期待されるまた この基準に関して これまでの研究のいくつかが実際にこの基準を満たしていることが示されるとともに 従来類推と独立に研究されてきた仮説推論 アブタクション EBG とも密接な関連があることが記される

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こんな論文どうですか? 類推要素間の関連性に関する論理的分析(有馬 淳),1992 https://t.co/872spmOHtI 2つの事柄がある共通の性質(S:類似性)を有している時 一方(B:ベース)の持つ性質(P:投射性)を他方(T:ターゲ…

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