著者
高山 信毅
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理 (ISSN:04478053)
巻号頁・発行日
vol.45, no.7, pp.740-745, 2004-07-15
参考文献数
4
被引用文献数
1

辞書、地図、百科辞典などさまざまな辞典が現在ディジタル化されている。 本屋さん、電気屋さんへいくとさまざまな電子辞書が売られており、高校生も学校推薦の電子辞書を買って日々の勉学に活用するのが普通となってきている。さてこの記事では数学公式集をいかにディジタル化していくかその現状と問題点を解説する。現在数学公式というべきものは多岐にわたっている。たとえば"sin^2x +cos^2x=1"だとか"x^nの微分は nx^[n-1]である"などの公式は高校数学で習う。 またこれらは数学を応用するさまざまな場面において当たり前に利用している公式である。数学公式の面白さというのは、深い数学的知識を1行の式で表現していることにある。たとえば π(x) を 自然数xを超えない素数の個数とするとき π(x) x/log xなる公式は素数定理と呼ばれているが、これは深い数学的知識を1行の式で表現している。また暗号や高速計算アルゴリズムの設計などの応用場面においても基礎となる公式の1つである。

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こんな論文どうですか? ディジタル数学公式集の現状と未来(高山 信毅),2004 https://t.co/DEGOQxpIlw 辞書、地図、百科辞典などさまざまな辞典が現在ディジタル化されている。 本屋さん、電気屋さんへいくとさまざまな電子辞書が…
こんな論文どうですか? ディジタル数学公式集の現状と未来(高山 信毅),2004 https://t.co/3m8uNvFxux 辞書、地図、百科辞典などさまざまな辞典が現在ディジタル化されている。 本…

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