著者
小林 富士男 富田 将英 坪井 始 田中 始男 美咲 隆吉
出版者
一般社団法人情報処理学会
雑誌
情報処理学会研究報告グラフィクスとCAD(CG) (ISSN:09196072)
巻号頁・発行日
vol.1996, no.98, pp.65-70, 1996-10-09

人間がものを見る際、どのように、どの程度その対象物が見えているかを評価するには、最終的に視覚実験によることが多いが、人間の感覚は主観的で、心理的要素など不確定で複雑な要素も多く、客観的に評価するにはこれらを定量的に表現する必要がある。本研究では、従来あるデータから網膜の出力分布を仮定することで、視対象が網膜上に結像したときの像の濃度分布と、それに対する網膜の感度分布をもとに確定的な視覚情報量を算定する方法を提案している。また、この方法を実際の視標に適用し、それぞれの視標の持つ視覚情報量を計算機シミュレーションによって計算し、その結果について考察を行った。When we gaze the object, how much the amount of visual information is obtained. When the illumination condition and the object are changed, how the amount of visual information is changed. There is a problem how to decide the relation berween these quantitatively. In this paper, the theory to calculate the amount of visual information is proposed. Next, it has been applied to the characters concretely. The various effects on the amount of visual information have been calculated by the computer simulation.

言及状況

Twitter (1 users, 1 posts, 0 favorites)

ふと気になって調べたら、こんな論文もあるんだ。へぇ~。http://t.co/rWNejpI0sh

収集済み URL リスト