著者
天野 純一 丸山 芳男 並木 美太郎 高橋 延匡
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.48, pp.263-264, 1994-03-07

日本語文章の作成に仮名漢字変換を用いると、「天候」を「天侯」と書くような誤りはなくなる。しかし、「一つ」と書くべき語を「1つ」という表記で書いたり、同じ文章の中に「たとえば」と「例えば」を混在させたりすることは、仮名漢字変換を用いるだけでは防ぐことは難しい。それらを効果的に防止あるいは訂正するシステムを開発するためには、まず、それらが持つ性質を調査する必要があると考えた。そこで今回われわれは、日本語文章の中に起りうるさまざまな誤りのうち、特にこのような「表記の誤り」や「表記のゆれ」に着目し、多くの文章からそれらを検出して性質を定量的に評価する実験を行った。本稿ではその結果を報告する。

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[Computational Linguistics]

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