著者
羽倉 淳 嘉数 侑昇
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.41, pp.41-42, 1990-09-04

一般に推論規則をもたない課題に対して推論を可能にする予測推定型類推は、問題領域にとらわれない類推を実現することを目的としている.そこでは,類比検出と同時に,既知領域(base)の前提から結論への推論規則を未知領域(target)における前提に適用することによって,targetの結論を導き出す推論を行っている.baseでの推論規則をtargetに適用する類推に対してここでは,写像に基づく類推機構の構築を試みる.すなわち,(1)ファジィ類似関係による概念間類似度辞書を用いた概念の写像(2)概念間の対応付けに基づく関係の写像(3)許容値の変更による複数の類推を導入することにより,状況の変化に対して適応できる可能性を持つ類推機構の構築を試みる.

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